突き指は、指の関節障害です。指には3つの関節があり、それぞれ突き指の際の対処法が異なります。
突き指を発症してしまった際には、まずはじめに「どの関節の突き指であるか?」を確認する必要があります。
尚、どの指の関節であっても基本的に応急処置として行う対処法は同じです。
ですから突き指の治療の流れとしては、「応急処置」⇒「各対処法の実践」という流れを組むことになります。
手、及び指には複数の関節が存在します。
突き指が発症する可能性のある指の関節は、基本的に3つの関節です。(親指のみ2つの関節)
指関節の治療を行うためには、まず各種の関節を把握しておくことが大切です。
ではここで一度、左の指関節の図を見てみましょう。
医学的には最も指先にある関節を「DIP関節」、真ん中の関節を「PIP関節」、付け根の関節を「MP関節」と呼んでおります。
ここで一度自分の手を見ながら指を動かしてみてください。関節の位置が把握できるはずです。
突き指は頻繁に発症するスポーツ障害の中でも「スポーツ外傷」に分類される障害の代表です。
スポーツ外傷は突発的に発症することが多く、完全に予防することができない障害です。
突き指は発症しやすい障害であり、ほぼ誰もが一度は受傷経験もあることから比較的軽視されがちな疾患です。
しかし、骨折や腱の断裂などを合併しやすい障害でもあることを忘れてはいけません。
アスリートのみならず、指導者、マネージャーも突き指をしてしまった時の対処法、応急処置などをしっかり把握しておく事が大切です。